Doctor's Column 院長コラム

2016.12.23更新

  11/24(木)東京、三鷹の産業プラザで行われた野田隆夫先生主催のNLT矯正セミナー第2回目に参加してきました。1回目と同様、前日に阿佐ヶ谷に宿泊して、三鷹まで向かいました。この日は朝から冷え込んで、朝、窓を開けると、雪!(少し積もっていました)電車が遅延したり、朝からバタバタです。。

  セミナー2回目の内容は、先ず午前中は「顎態パターン」の講義でした。顎態パターンというのは、簡単にお話しすると、上下顎の骨格の形態の分類といったところになるでしょうか。面長なのか、丸顔なのか、下顎が前に出ているか、出ていないかなど、顔の形のパターンというところになると思います。

そして、この顎態パターンは9つに分類されます(Sassouni)

  先ず、顔を横から見て、上顎と下顎と水平的な位置関係は、Ⅰ~Ⅲ級に分かれます。
    (Angle分類=Ⅰ級-正常咬合、Ⅱ級-上顎前突、Ⅲ級-反対咬合)

  それから上顎と下顎の垂直的(上下的)な関係
    (ローアングル症例、アベレージ症例、ハイアングル症例)

 とをかけあわせて、9つのパターンが出来ます。


         *deep bite(前歯の重なりが深い     ) →ローアングル
            open bite(前歯がかみ合っていない) →ハイアングル

それらを分析する手段として、セファロレントゲンというものがあります。矯正治療の処置前の診断としてセファロ分析を行い、顎態パターンの分析を行うことにより、矯正治療の術式や生体の反応の目安を立てます。(抜歯or非抜歯矯正治療の一つの目安にもなります。)

セファロレントゲンの分析すべき種々の計測角度がありますが、講義では、講師が4つのポイントの重要性を説明されていました。

 

          1顎の前後的な関係   ANB

          2 顎の上下的な関係  FMA
          3 上顎前歯歯軸        U1 to FH
          4 下顎前歯歯軸      L1 to Mand.

 

 講義の後、セファロ分析(側貌)のトレース実習がありました。午後からは前回に引き続き、反対咬合の模型実習という内容でした。
セミナー終了後、顎態パターンについての理解を深めるための宿題のペーパーがだされました。

 

  昼休憩には、普段お世話になっている歯科技工所のat m worksの真野さんと昼食を取りながら、現在作製中の技工物の打ち合わせを行いました。

 技工所がある世田谷区から三鷹までは結構近い距離なのです。雪の中、ご苦労様でした!

   次回セミナーは、早くも第3回目になります。。

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                         会場の三鷹産業プラザ

 

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                         雪の中会場に向かいます。。

 

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                              セファロ分析

 

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                      セファロレントゲン側貌のトレース

 

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                    Sassouni  による9つの顎態パターン

 

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                           模型実習の様子

 

 

投稿者: まえだ歯科

2016.12.22更新

 12月も半ば過ぎ、今年も残り僅かとなりましたね。寒い日もありますが、今年は比較的暖冬のようです。
院内はクリスマスの飾りつけで彩られております秋の飾り続き、患者様からも良いお言葉を頂いております(^^))

診療面においても、急患の対応なども行いながら、通常の予約診療を行い、院内も少しバタバタとしておりますが、診療前、診療後のカルテチェック、準備をしっかりと行い、精度の良い治療が出来るよう、心がけております。
業務面においても、今年中に出来ることはしっかりと行い、来年からまた良いスタートを切れるように、今年残った時間を有効に使いながら、院内の状態、診療の体制の見直しのチェックを行っております

体調に気を付けて、今年もあと2週間、頑張りましょう!!

 

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投稿者: まえだ歯科

2016.12.11更新

11/5(日)、香川県高松市で行われた日本口腔インプラント学会中国・四国支部大会に参加してきました。
今回のメインテーマは、「ニーズに合ったインプラント治療」です。

インプラントオーバーデンチャー((IOD)インプラント支持型の入れ歯)、GBR(マイナーな骨の造成)、腫瘍や事故により顎骨の一部が欠損してしまった場合などに適用する、インプラント支持型の顎義歯(顎補綴)の術式、症例の供覧、経過の提示がありました。
患者様が求めるニーズにより、インプラント治療の適用の仕方も変わってきます。治療に入る前に、よく患者様とディスカッションを行い、最終的にどのような形態で治療を完了させるか、しっかりと検討することが、インプラント治療においても非常に重要であると私自身も感じております。そして治療が終わり、歯が入ってからも、インプラントは長い間口腔内で機能していくことになりますが、患者様が高齢になられてからも、インプラントの管理をしていかなければなりません。そして、高額な治療であるため、その治療に対しての保障制度も設ける必要があると考えます。(当院では既に、インプラント治療などの自費診療に対し、保障制度を設けております)

また、講演の途中、業者のブースに寄り、新製品の情報などもチェックに行きます。
この日、気になったのは2点あり、1点目は、インプラントに被せるセラミックの歯やセラミックのフレームに使用するジルコニアのラインナップが、かなりバリエーションが出てきているなぁという印象です。ジルコニアは人工のダイアモンドのような素材で、白い金属といわれており、強度が非常に強いのですが、不透明が強く、審美的な部分で、まだやや難があるというのが、一般的な見解ですが、強度を保ったまま(透明感が強くなると、強度は下がるというのが従来の一般的な見解)、透明感がだせるものも出てきているようです。。
そして2点目は、使用中の歯ブラシの除菌スプレーです。研究によると、歯ブラシは使用後そのままの状態だと、除菌した場合に比べると、18倍も細菌数が多いという研究結果があるようです。(株)エーザイから発売されている「Etak Oral Care」という商品で、今後、当院でも販売を検討しようかと考えております。私自身も携帯用歯ブラシを常に持ち歩いており、定期的に交換するようにしているのですが、この点について最近、時々考えることがありましたので、非常にタイムリーにこの商品の説明を受けて、この歯ブラシ除菌スプレーは、今後注目されていくだろうと感じました。
現代では、口腔内細菌について、様々のことが明らかになっております。歯周病関連菌についても、心筋梗塞、糖尿病、誤嚥性肺炎の発症など、全身への影響についても非常に注目されています。当院のホームページにも、歯周病治療の項目に情報を書かせて頂いておりますので、是非、ご参照ください。

話は変わりますが、前日には母校、東京歯科大学の同期で、親友の堀川君と奥さんとで会食をしました。今年の1月には、堀川君の結婚式でスピーチをさせて頂き、なかなか良かっというお言葉を各方面から頂きました(^^)話し過ぎて少々時間をオーバーしてしまいましたが、、(^_^;)
スピーチでは私が好きなアーティスト、いきものがかりの「ありがとう」をバックミュージックに流してくれたりしてくれたりして、堀川君は本当に優しいやつです。。

食事は高松から車で10分ほどの、瓦町(かわらまち)という繁華街の、焼肉屋「ジンスケ」というお店に行きました。高松にはよく来るので、このお店は今回で4回目なのですが、厚切りの、ボリュームのあるお肉がこの店の特徴で、凄く美味しいのです…!そしてプロレスラーの 秋山準選手の親戚の方がお店をやっておられるということで、店内には来店された有名なプロレスラーやプロゴルファー、著名人の写真やサインがたくさん貼っていました。結婚式以来、お二人とゆっくりとお話しをしながら、楽しい時間を過ごせて本当に良かったです。しっかり者の奥さんと、幸せな家庭を築いていって欲しいですね。

帰りはうどん県、香川にせっかくきたので、駅前のうどん屋できつねうどんを食べて帰路に着きました。それにしても香川県は本当にうどん屋が多い!!そして凄く美味しいです。。
帰りは高松~岡山まではマリンライナーに乗り、そこから新大阪までは新幹線です。途中、岡山駅のお土産店で、きび団子と魚の練り物を買って、いつも新幹線で食べながら新大阪に向かいます。新大阪からは特急くろしおで和歌山へ。計3時間の旅ですが、2回乗り換えるので、意外と短く感じますね、、(^○^)

長くなりましたが、それではまた、学会で学んだこと、仕入れた情報を取捨選択しながら、明日への診療に還元していきたいと思います!

*写真は、ホテルから見た瀬戸内海、高松駅周辺、学会会場
歯ブラシ除菌スプレー(Etak Oral Care)、駅前のうどん屋さん

 

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投稿者: まえだ歯科

2016.12.09更新

                                            

10/28(土),29(日)東京、品川のノーベルバイオケア本社研修室にて、インプラントマイナーグラフトセミナーを受講してきました。講師は母校、東京歯科大学の市川総合病院歯科口腔外科の先輩で、現在、横浜のみなとみらいでオーラルマキシロフェイシャルクリニック(OMFC)を開業されている木津先生です。10月に東京で行われ、自信も参加したインプラントの学会OJ(Osseointegration Japan)で、木津先生が学会発表されていた際に、セミナーのお誘い頂きました。

今回、私自身のセミナー参加の主目的ですが、前歯部のインプラント治療に付随する骨造成の見直しです。一般的にインプラント治療に際し、インプラントを埋め込む骨が不足している場合に、一般開業医レベルで最もよく行われるのは、GBR(guided bone regeneration)法でしょう。
GBR法は、骨が足らない部分に、自家骨(患者自身の骨)や骨補填材(人口の骨)を補填し、その中に歯肉が入り込まないように補填物の表面にメンブレン(コラーゲン膜)を設置し、縫合を行って、4~6か月治癒を待ちます。GBR法で対応できないような大きな骨欠損の場合、当院ではブロック骨移植や、上顎ではサイナスリフト法など、歯科外来手術では比較的大きな手術を、患者様とよくお話しした上で、行うこともありますが、やはり頻度が高いのはGBR法でしょう。
インプラント治療の手技において、インプラント体(フィクスチャー)が骨に覆われている状態を作り上げることが非常に重要です。日常臨床ではインプラント治療を行う際に、部分的に骨が不足している症例は、実は数多く存在します。

GBR法の利点は、そのような場合に、インプラント周囲の部分的な骨の欠損を、比較的侵襲が少ない(生体へのダメージが少ない)手技で骨の造成を図ることが出来るという点にあるでしょう。
GBR法の問題点としては、人工的に造成した骨は、経年的に減少(吸収)し易いということです。前歯部のいわゆる審美的な要素が強い部分では、造成した骨が目減りすると、歯肉の位置が下がり(退縮)易くなり、審美的な問題が発生します。またインプラント表面が骨外に露出すると、細菌が感染し、インプラント周囲炎の発生にも大きく関与してきます。
そういったことで、GBRに使用する骨補填材は、吸収が早い材料より、吸収が遅いほうが、形態を維持するには有利と考えます。また、まったく吸収しない材料もありますが、そういった材料は生体内に異物として残るため、細菌感染が起こり易いといった問題点があります。 少々専門的な話になりますが。。

セミナーでは、GRRだけではなく、ブロック骨移植、ソケットリフト・サイナスリフ(上顎洞底拳上術)など、局所麻酔で、入院施設がない医療機関、いわゆる一般開業医で出来得る、骨移植の手技について、動画を駆使した講義、講師によるデモンストレーションにより、かなり密度の濃いセミナーが実施されました。講義では、骨移植法の使い分け、材料の選択を、非常に的確にレクチャーして頂きました。
一日目のセミナー後には、講師と、受講生、ノーベルバイオケア社員の方との懇親会があり、食事をしながら、色々とお話しが出来、情報交換を行うことも出来ました。

今回のセミナーはStep1になり、Step2、3では、実習を中心にカリキュラムが組まれているようですので、時間を作って参加したいと考えています。講師の木津先生、ノーベルバイオケア社員の方々、本当にありがとうございました。

*(写真は歯科インプラントを開発し、初めて臨床応用を行った
スウェーデンの故ブローネマルク博士です)

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投稿者: まえだ歯科

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